セレクト筆記をご存知ですか?
セレクト筆記とは、パイロットの「コレト」、三菱鉛筆の「スタイルフィット」、
ぺんてるの「スリッチーズ」「アイプラス」、ゼブラの「プレフィール」のように
中の芯を自分で好きなように選んで使えるペンのことです。
多機能式選択ペンやセレクトペン等、特に決まった呼び方はまだありません。
「コレト」
それではまず、セレクト筆記の先駆者、パイロットの「コレト」についてご紹介しましょう。
「コレト」はそれまで極細の文字が書けるとして人気のあった「ハイテックC」を替え芯とし、2005年に発売。
現在では0.3、0.4、0.5mmの15色のゲルインクボールペンとシャープユニット、タッチペンユニット、
消しゴムユニットが発売されています。
本体は3色、4色、5色用があり、通常版に加え、上品な色合いの「ルミオ&ミー」、
替え芯が入れ替えやすくなった「エヌ」、「エヌ」の上位版「1000・500」があります。
特許を取っているので、ノック部分の色まで変えられるのはこのペンのみです。
中の芯の種類がもう少し増えたらいいのですが、今のところ「ハイテックC」のインクだけのようです。
「スタイルフィット」
そんな悩みに応えてか、2009年に発売されたのがこの三菱鉛筆の「スタイルフィット」です。
こちらは「シグノ」のゲルインクペンに加え、「ジェットストリーム」の油性インクの替え芯があります。
芯の太さはゲルインクペンが0.28、0.38、0.5の3種類で16色。
油性インクは0.5、0.7、1.0で黒赤青の3色です。
本体は3色、5色用があり、加えて単色ホルダーもあるので1本から使うことができます。
本体の柄も期間限定品ではないディズニー柄があり、女性からの人気も高いです。
「スリッチーズ」「アイプラス」
同じく2009年に登場したのがぺんてるの「スリッチーズ」。
替え芯は「スリッチ」のゲルインクのみで太さは0.3、0.4、0.5があります。
そしてその「スリッチーズ」の機能はそのままに、洗練されたデザインになった「アイプラス」。
ペン後部にはイヤホンジャックアクセサリーがつけられ、替え芯の種類も増えました。
替え芯、まずは「ビクーニャ」の油性インクが0.5で黒赤青。
「エナージェル」のゲルインクが0.5で黒赤青。
そしてシャープユニットです。
こちらのシャープユニットは上記の他社とは違って、ペン後部をノックして芯を出すことができます。
初音ミクやうたプリなど、アニメキャラクターとのコラボ商品が毎年限定で出ているのも楽しみの一つになっています。
「プレフィール」
そして、1番最後に発売された「プレフィール」。
後発の為か、店頭に置いてある率は低めです。
「プレフィール」はなんと言っても替え芯の多さ!
「ジムノック」などの油性インク、「スラリ」のエマルジョンインク、「サラサ」のゲルインクにシャープリフィルと
合わせて78種類もあります。
本体も単色ホルダー、4色、5色ホルダー、後部ノック部でシャープ芯が出せてイヤホンジャックもついていて、
各メーカーのいいとこどりなペンになっています。
まとめ
このように各社から出ているセレクト筆記ですが、それぞれ色んな工夫がされていますので
使い心地を試してみてはいかがでしょうか。
webで調べてみると、他にもいろんな発見があるかもしれません。
まだまだ色んな種類が出そうなセレクト筆記、今後も楽しみですね。